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2月 14th, 2016 ちょっと特殊?沖縄のお墓ってどんなもの? はコメントを受け付けていません。

ちょっと特殊?沖縄のお墓ってどんなもの?

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地方によって建物の様式が変わってきたりするのはテレビなどのメディアでも紹介されていますからご存知の方も多いかと思いますが、お墓に関してはどうでしょう?オーソドックスな縦長のものもあれば、横長のものもあったり、墓石の色だって1つではありません。

しかし、一般的に見られる数パターンのお墓の他にも、建物のように地域色溢れるお墓もあるのです。

ここでは沖縄県のお墓についてご紹介します。

亀甲墓

きっこうばか、かめこうばかとも呼ばれ、中国から伝来したと言われています。

墓室の屋根が亀甲の形をしているところからそう呼ばれるようになりました。

亀甲墓は士族のみが造成を許されるものでしたが、廃藩置県以降は士族ではない庶民でも造成出来るようになり、普及していったようです。

破風墓

次に、はふばかと呼ばれるものですね。

こちらは破風、つまりは住宅のように三角形の屋根がついていることが特徴です。

亀甲墓と同じように造成には制限があり、王族のみが許されたものでしたが、廃藩置県以降は庶民にも解禁されたことで普及し、数が増えていったようです。

屋形墓

最後に屋形墓ですが、こちらはそのままやかたばかと呼ばれます。

基本的な造りは破風墓と同じですが、屋根が破風の形をしていないものを屋形墓と呼ぶのだそうです。

沖縄のお墓は大きい?

沖縄のお墓が大きいというのはよく言われていますが、何故大きく造られたのでしょうか?それは、沖縄では風葬が一般的だったからです。

遺体を石室内に安置し、風化してから遺族が洗骨して骨壺に入れ、再び石室内へ納めるという方法ですね。

風化には数年かかりますし、遺体をそのまま石室内に入れることから、少しずつお墓が大きくなっていったようです。

現在では風葬は行われておらず、火葬が一般的となっているためお墓も小型化されつつありますが、風葬という習慣があった頃の名残なのか、他の地域のお墓と比べると大きいものとなっています。

家にお墓がある?

今度はお墓の場所ですが、東京や他の地域だと霊園やお寺の敷地に造成することが多いかと思います。

勿論、今では沖縄でも霊園にお墓を造成することが一般的となり数も多くなってきましたが、以前は家の敷地内にお墓を造成する習慣がありました。

そのため、住宅街でもふと目を横にやるとお墓があるなんてことも珍しくありません。

これはご先祖様をより身近に感じるためだと言われています。

霊園やお寺の敷地にお墓があると、会いに行くというイメージが強くなりますが、そう考えてみると家の敷地内にお墓があるというのは会いに行くと言うよりはいつも一緒にいるというイメージですね。

如何でしょうか。

一般的とされている、東京や他の地域で見るようなお墓とは大分様子が違うのがお分かり頂けたのではないかと思います。

かつて琉球王国と呼ばれていた頃の階級の違いによって生まれた沖縄の墓の種類と、風葬という習慣からなった大きさ、ご先祖様を大切に思う気持ちがこの違いを生み出しているのですね。

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